乳児湿疹と脂漏性湿疹

乳児湿疹とは、赤ちゃんの皮膚の表面、顔や体にでる赤い湿疹を総称して乳児湿疹といいます。
乳児湿疹は誕生してから10日から15日くらい経った赤ちゃんの顔に吹きでもののようなものがみつかる場合があります。
湿疹の状態は、額のまわりや頬に小さい赤いぶつぶつが数個できたり、眉毛の中にふけのようなものがついていたりします。またこの湿疹がふけや脂っぽくかさぶたのような状態になったものを乳児脂漏性湿疹といいます。
乳児脂漏性湿疹は、赤ちゃんの皮膚の毛根のまわりに皮脂腺がありそこは外部からの刺激を守るために皮脂脂肪を分泌する役割をもっているため、お腹の中にいたときにうけた母親のホルモンの影響でその分泌が活発になる生後1ヶ月くらいまでにみられます。
乳児脂漏性湿疹は、赤ちゃんの髪の生え際やおでこに皮脂腺が発達しているためそのあたりによくみられます。ほとんどの場合1〜2ヶ月でよくなります。乳児脂漏性湿疹のケアの方法として、洗い汗や食べこぼしをこまめに拭ってあげ顔や頭を刺激のない石鹸で洗ってあげましょう。

乳児湿疹と乳児アトピー性湿疹

乳児湿疹は総称した湿疹ですがその中にアトピー性皮膚炎も含まれます。
アトピー性乳児湿疹といったりします。
乳児湿疹の軽症のものは生後10日から症状がでるのに対し、アトピー性乳児湿疹の場合は生後2〜3ヶ月くらい経ってから赤いポツポツとした湿疹がでます。
おでこ、耳たぶのつけねあたり、頬など顔を中心としたところにその赤い湿疹がでます。
普通の乳児湿疹とアトピー性乳児湿疹の違いは、主として脂漏性湿疹が2ヶ月ほどでよくなるのに対し、乳児アトピー性湿疹の場合症状が2ヶ月続くことです。
症状が続くと単なる乳児湿疹ではなく、アトピーかもしれないと母親は気が気ではなくなり、なんとかしてきれいにしてあげたいと躍起になってしまいます。この場合、アレルギーの原因を除去することから始まりますが、乳児アトピー性湿疹で大切なことは、まずは毎日のようすを観察して定期的に診察をしてもらいあった治療法をみつけることです。一進一退でなかなか改善がみられなくてもおおらかな気持ちで赤ちゃんに接してあげてくださいね。

乳児湿疹とスキンケア

乳児湿疹の多くは乳児脂漏性湿疹を指しだいたいの場合は1〜2ヶ月でよくなります。
乳児脂漏性湿疹の症状としては、首、顔、額のまわりなどがかさかさしたり赤い発疹のようなものがでて、かゆみを伴いつめでひっかいで悪化することも考えられます。それゆえに乳児の湿疹の場合もきちんとケアをすることが大切です。
ケアといっても、乳児脂漏性湿疹も大人のケアとそれほど違いはなく清潔に保つことが大切です。
乳児の顔にでている湿疹の部分に、汗・脂・垢などが残ると皮脂分泌がうまくいかず悪化することがあるためこまめに丁寧に洗ってあげましょう。
ミルクのあとや暑い時期にはまめに顔をふいてあげると気持ちがいいですね。乳児の肌はとてもデリケートなため、また湿疹に刺激をあたえないほうがよいので、洗う際の石鹸は低刺激の弱酸性の乳児用石鹸を用います。
入浴後の乳児湿疹のケアは大人同様に保湿をしてあげることが大切で、病院で処方される白い色のワセリンを塗ります。
赤い部分やかさかさしたところにもまんべんなく塗ってあげましょう。塗る量はてかてかと光る程度でいいでしょう。


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