C型肝炎とインターフェロン治療とその助成について
C型肝炎は、ウイルスが肝臓に感染することによる病気です。肝炎ウイルスは血液から肝臓にこのウイルスが入り込み、そして肝臓の中だけで増えていきます。
肝炎ウイルスは、遺伝子の型で4種類に分けられ、1a・1b・2a・2bのタイプがあります。日本人には、1bのタイプが一番多いと言われており、1aタイプの患者はほとんどいません。そして、一部の患者が2aタイプ、2bタイプは少数と言われています。このタイプを知ることによって、適切な治療法が分かります。
有名なC型肝炎の治療は、インターフェロンと呼ばれる治療法です。私たちの体の中では、肝炎ウイルスに感染すると、インターフェロンが作られます。これを増殖させないためには、体の中にできたインターフェロンよりもはるかに多い量のインターフェロンが必要になるのです。そこで、注射によってインターフェロンを体に入れる治療をするのです。
しかし、C型肝炎になったからと言って、全てのC型肝炎患者にインターフェロン治療を行うわけではありません。インターフェロン以外にどのような治療をするのか、それによる副作用は何か・・・など、考えなくてはいけないことはたくさんあります。
現在は昔と違い、C型肝炎になっても完治する方がたくさんいらっしゃいます。C型肝炎を治すには、焦りは禁物です。慢性化しても、肝硬変になる前であれば、治る可能性は十分あります。辛い治療になるかも知れませんが、一日も早い発見が必要です。
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肝臓は、人間が健康で生活するための重要臓器のひとつです。もし肝臓が病に侵されると、体がだるくなったり、疲れやすくなって、食欲がなくなってしまいます。
C型肝炎の治療法といっても、それが急性肝炎なのか慢性肝炎なのかで、治療法は変わってきます。急性肝炎の場合は、入院して安静と食事療法で十分と言われています。場合によっては注射により足りないカロリーを補ったりしますが、退院してから1〜2週間自宅で療養すれば、社会復帰もできます。慢性肝炎になると、ウイルスの種類や患者の免疫力などを考慮して、治療法を選ぶ形になりますが、長期の治療期間を要します。
インターフェロンでウイルスの増殖を抑えたり、リバビリンという飲み薬を併用してウイルスの増殖を防いだりします。インターフェロンは連続的に集中的して投与するのに対して、ペグインターフェロンという週1回で済む皮下注射があります。インターフェロンに比べてペグインターフェロンは、副作用も少ないと言われていますから、これらの注射や薬を上手に組み合わせて治療を行うことになります。
癌治療に使われる抗がん剤には、強い副作用があるのはよく知られていますが、インターフェロンにも、同様に副作用があり、実際に治療を受けた方は、皆一様に辛かったとおっしゃいます。主な副作用には、発熱や筋肉痛・関節痛などですが、これらは座薬などの鎮痛剤を使用して抑えることができます。長く続ければ続けるほど、不眠や意欲消失状態がでることがあり、ひどくなるとうつになる方もいます。患者自身があまりの辛さから「やめたい」と申し出る場合や、『このまま続けると危険』と見なされた場合には、インターフェロンの治療を中断することになります。
C型肝炎に使われるインターフェロン治療は、数回の投与で治る人もいれば、50回、70回と長期にわたって投与しなくてならない人もいるほどです。その副作用のことなども考慮して、長期にわたって少量のインターフェロンを投与する治療もあるそうです。
インターフェロンは一回の治療が高額となるため、途中で治療を断念する方もたくさんいらっしゃいます。そのために東京都では、平成19年10月から、C型肝炎インターフェロン治療医療費助成制度が開始されました。助成の対象者は、各自治体に1年以上住所がある人で、自治体が指定している肝臓専門医療期間でインターフェロンの治療が必要と診断された方です。
助成内容ですが、インターフェロン治療にかかる保険負担の医療費のうち、月額35400円を超えた治療費が助成されるということです。ただし、民税非課税世帯の方は自己負担はありません。入院時の食事療養・生活療養標準負担額については自己負担です。申請窓口は、保健所、保健相談所です。入院のみならず、通院でも適用されますが、この助成は1年間が限定です。インターフェロンは、1年で終わらない場合もありますから、その点はまだまだ内容的に不十分と言えます。
しかし、まだまだ他の自治体では助成が開始されているところは無く、皆さん大変辛い思いをしていらっしゃいます。早く政府の案が可決されて、多くのC型肝炎患者が安心して治療ができる日が来てほしいと思います。
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